業務用卵は、レストランやカフェ、製菓業界など多岐にわたる分野で活躍する食材の一つです。その種類や形態はさまざまで、用途に応じて選ぶことで調理の効率化や品質の向上を図ることができます。この記事では、業務用卵の基本的な種類とその使い方について詳しく解説し、さらに最新の業界トレンドもご紹介します。今、注目されている製品やトレンドを押さえて、お店のメニューや商品開発に役立ててみませんか?業務用卵の選び方を見直すことで、より魅力的な料理とサービスを提供しましょう。
業務用卵とは?その種類と特徴をご紹介
業務用卵は、プロの厨房や食品製造に欠かせない重要な食材です。料理や製菓のクオリティを左右するだけでなく、調理の効率化やコスト管理にも大きな影響を与えます。しかし、業務用卵と一言で言っても、その種類や特徴は実にさまざまです。ここでは、業務用卵の基本的な種類とそれぞれの特徴について詳しくご紹介します。用途に応じた選び方や活用方法を知ることで、より良い料理や製品を提供するためのヒントをお届けします。
殻付き卵
・生卵
一般的な殻付きの生卵。白色卵と赤色卵の2種類があります。料理の際に割って使用する、最も自然な形の卵です。
液卵
液卵は殻付き卵を割り、内容物を液体状にしたものです。以下の種類があります。
・全卵液
卵黄と卵白を混ぜ合わせた液体。オムレツ、スムランブルエッグ、ケーキなど多様に使用されます。
・卵白液
卵白のみを使用した液体。メレンゲや低脂肪メニュー、プロテインシェイクに使用されます。
・卵黄液
卵黄のみの液体。ソースやクリーム、製菓に使用されます。
冷凍卵
液卵を冷凍したものです。長期保存が可能で、解凍して使用されます。
・冷凍全卵液
解凍後、全卵液として使用。調理の際に便利です。
・冷凍卵白液
解凍して卵白液として使用。デザートやベーカリーに適しています。
・冷凍卵黄液
解凍して卵黄液として使用。ソースや製菓に使用されます。
パウダー卵(卵粉)
液卵を乾燥させて粉末状にしたもの。保存性が高く、長期間の保管が可能です。
・全卵粉
全卵を粉末にしたもの。水に溶かして使用します。
・卵白粉
卵白のみを粉末にしたもの。メレンゲやシェイク、ベーキングに使用。
・卵黄粉
卵黄のみを粉末にしたもの。ソースやマヨネーズに使用されます。
加熱処理卵
サルモネラ菌などのリスクを減らすために、加熱処理を施した卵です。
・加熱処理液卵
液卵を一定の温度で加熱処理し、安全性を高めたもの。生食のリスクを軽減できます。
・加熱処理殻付き卵
殻付き卵を低温で加熱処理したもの。安全な生食が可能です。
ゆで卵
すでに茹でられた殻付き卵。サラダやサンドイッチ、スナックとして提供するのに便利です。
特別仕様卵
・オーガニック卵
有機飼料で育てられた鶏の卵。無添加で健康志向の高い消費者に人気があります。
・ケージフリー卵
放し飼いまたは平飼いの環境で育てられた鶏の卵。
・ベジタリアン卵
植物性の飼料のみで育てられた鶏の卵。
業務用卵を使ったメニューアイディア
ここでは、業務用卵を使ったメニューアイディアをご紹介し、朝食からディナー、デザートまで幅広いバリエーションでお客様を魅了するヒントをお届けします。調理のプロフェッショナルとして、業務用卵のポテンシャルを最大限に引き出し、新たなメニューの開発に挑戦してみませんか?
朝食メニュー
・卵焼き(だし巻き卵)
卵に出汁や砂糖、醤油などを加えて焼き上げた料理。甘さや出汁の風味が特徴で、家庭料理から寿司のネタまで幅広く利用されます。業務用卵の均一な品質と液卵を使うことで、安定した味と形を保つことができます。
・スクランブルエッグ
溶き卵をバターや油で焼き、柔らかく半熟状に仕上げた料理。朝食の定番メニューであり、液卵を使用することで短時間で大量に調理ができます。柔らかさとクリーミーさが求められます。
ランチメニュー
・親子丼
鶏肉と卵を煮てご飯に乗せた丼料理。卵は半熟に仕上げることが一般的で、卵の質が料理の美味しさに直結します。業務用の液卵を使うと、素早く調理でき、均一な卵の固まり具合を保つことができます。
・キッシュ
卵、生クリーム、チーズ、野菜、肉などの具材をパイ生地に詰めて焼いたフランス発祥の料理。業務用卵は、液卵の均一な配合が便利で、焼き上がりが安定します。冷凍液卵を使用すると保存も簡単です。
ディナーメニュー
・茶碗蒸し
卵液に出汁や醤油を加え、具材(鶏肉、海老、銀杏など)を入れて蒸した料理。なめらかな食感が求められるため、業務用卵の品質と配合が重要です。液卵を使うことで、手間を省きつつ均一な仕上がりが期待できます。
・カルボナーラ
卵黄、チーズ、ベーコンを使ったソースが特徴のパスタ料理。クリーミーな仕上がりには、品質の高い業務用卵が必要です。加熱処理された卵黄液を使用すると、食材の安全性が向上します。
デザートメニュー
・カステラ
長崎発祥のしっとりとしたスポンジケーキ。卵、砂糖、小麦粉、みりんを主材料とし、甘くてコクのある味わいが特徴です。業務用卵を使用すると、焼きムラのない均一な仕上がりを保てます。
・プリン
卵、牛乳、砂糖を主材料とする滑らかな食感のデザート。カラメルソースをかけて提供されることが多いです。業務用卵を使うことで、安定した品質と滑らかなテクスチャーを実現できます。特に液卵を使うと手間を省けます。
業務用卵の最新トレンド
業務用卵の世界は、常に進化し続けています。新しい技術の導入や消費者ニーズの変化により、業務用卵の種類や使い方には日々新たなトレンドが生まれています。ここでは、今注目されている業務用卵の最新トレンドについてご紹介します。オーガニックやケージフリーなどのエシカルな選択肢から、調理の効率化を支える革新的な製品まで、業界の最新情報を押さえておきましょう。
ケージフリーやフリーレンジ卵の需要増加
・ケージフリー卵
鶏がケージに閉じ込められず、自由に動ける環境で飼育される卵。動物福祉の観点から、消費者の関心が高まっています。
・フリーレンジ卵
鶏が屋外で自由に歩き回れる環境で育てられた卵。ケージフリー卵よりもさらに自由な環境で飼育されています。
オーガニック卵の人気
・オーガニック卵
有機飼料で育てられた鶏の卵。無農薬・無添加の食品が好まれる傾向があり、健康志向の高い消費者に人気です。
プラントベース卵代替品
・植物由来の卵代替品
ヴィーガンやベジタリアンの増加に伴い、植物性の卵代替品が注目を集めています。豆類や大豆を原料にした製品が開発されており、スクランブルエッグやベーキング用途に利用されています。
サステナブルな生産方法
・環境配慮型の生産
鶏の飼育環境だけでなく、エネルギーや水の使用、廃棄物の管理など、環境に優しい生産方法が注目されています。サステナビリティ認証を取得した卵の需要が増加しています。
高機能性卵
・栄養強化卵
DHA(ドコサヘキサエン酸)やオメガ3脂肪酸を強化した卵が登場しています。これらの卵は、特定の栄養価を求める消費者に人気があります。
卵の品質と安全性
・加熱処理卵
サルモネラ菌対策として、加熱処理された業務用卵の需要が高まっています。食品安全基準の厳格化に伴い、安全性を確保した製品が選ばれています。
・トレーサビリティ
卵の供給チェーンの透明性とトレーサビリティの向上も重要視されています。卵の生産地や飼料の詳細が分かる製品が好まれています。
シングルオリジン卵
・特定農場の卵
特定の農場で生産された卵の販売が増加。生産者との直接取引や、地元の農場からの仕入れを重視する動きが見られます。
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便利なパッケージング
・個包装のゆで卵や液卵
ポーションごとにパックされた製品や、個別に包装されたゆで卵が、調理や保存の利便性を向上させるために導入されています。
透明性とマーケティング
・生産者のストーリー
消費者は生産者の背景や鶏の飼育方法に関心を持っています。生産者のストーリーを強調したマーケティングが効果的です。
さいごに
いかがでしたしょうか。業務用卵は、その多様な形態と高い品質から、料理のプロフェッショナルたちにとって欠かせない存在です。液卵やパウダー卵といった使いやすさと保存性に優れた製品から、オーガニックやケージフリーといった特別な選択肢まで、業務用卵の世界は日々進化しています。この記事でご紹介した業務用卵の特長や活用方法を参考に、お客様に最高の料理体験を提供しましょう。業務用卵の力を最大限に活かし、創造的でおいしいメニューを生み出すことで、さらなる価値を提供していきましょう。
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